2016年5月19日(木)以降 お風呂での珍事件
5月19日(木)
今日は朝から採血の日。
採血って出来ればやりたくないけど、だんだんと慣れてくるもので、特になんとも思わなくなり、朝っぱらで頭もボーっとしてる間に終わってる。
治療薬を飲み続けていくため、体のちょっとした不調に気付けますからね。
それこそ体調の方ですが、実は昨日の晩から息苦しさと咳のオンパレードであまり眠れなかった。
なんだかんだと昼過ぎまで、その症状が続いてキツかった。
こんな体調の時でも、例により「フィリピン3人衆」は容赦ない。
最近、ディールームに一番近い部屋に引越して、給湯場まですぐそこですし、なにかと便利だろうと思っていました………がしかし……。
昨日の晩などは、「フィリピン3人衆」がディールームにて、テレビ前を陣取り「サッカー観戦」でタオルをぶん回しながら、絶叫し大騒ぎしていて、やかましいの何のったら……。
君達ほんとに病人かい⁉……と疑いたくなるほど。
最近では、3人が常に一緒に行動していて、なかでも男性患者「エドワード」の声は、ディールーム隣の、自分の部屋まで響いてくるからクソうるさい。
同室の浅○さんが、ディールームで電話している時も、どんちゃん騒ぎをやめないもんだから、まともに会話が出来なかったとのこと。
この「エドワード」が、ディールームのテレビ前のソファーに、どかっと横になって威張っていた……と浅○さん言っていた。
個人的な意見を、相手に言ってはいけないとされ、看護師さん達に任せるしかないのだが、どうやら結核病棟に外国人が入院することは、よくあることで、毎度このようなビックリするような場面が、繰り広げられているという。
なので看護師さん達にとって、問題を起こしがちな外国人は、いつも悩みの種なんだとか……。
困ったもんだ。
今日、主人が仕事帰りに着替え、お茶、ティッシュ等を持ってきてくれ、すぐに帰りました。
朝の採血結果ですが、腎臓、肝臓共に数値は安定していて安心しました。
自分は毎月、生理痛の薬も服用するため、この数値の安定はとても大事であります。
とにかく、抗結核薬で腎臓、肝臓はやられずに済んでいるので、引き続き治療頑張るべし。
5月20日(金)
なんと今日から抗結核薬の「ピラマイド」を飲まなくても大丈夫になったのだ‼‼
ヤッター--‼‼
ピラマイドは粉薬だったので、キチンと決められた分量を飲むために、口からこぼして量が減ったりしてもダメですし、結構緊張感をもって飲んでました。
一種類薬が減るだけなのに、こんなにも気が楽だなんて~。
このピラマイドですが、副作用に尿酸値上昇とあります。
少し尿酸値高めの患者さんは、これを飲んだきっかけで、痛風を振り返して、足など腫らし耐えながら、でも治療薬は止められないから、湿布張りながら飲み続けている方もいます。
自分は少なくとも尿酸値が上昇しなかったので助かりました。
ところで話はがらっと変わりますが、どの病院でもある、患者さんの為の「風呂のシステム」の話を少し。
まずは朝っぱら、その日の部屋番号の入浴時間が貼り出されます。
それを見に来た患者さん達は、やれ昼御飯に近くて焦るとか、やれ午後からは面倒だとか、いろいろ言って一喜一憂します。
実際、時間割のようにキチンと進むことは、あまりありません。
だいたいは、時間を押して回ってくるので、自分の時に少しでも早く入り終え、次の人にバトンを渡したいと思うのですが、なにせ「持ち時間一人15分」と短いため、必死で時間内に終えるのが精一杯であります。
なので、昼御飯前に入浴時間予定の部屋が、時間が押して午後に変更されると、もともと、午後スタートだった部屋の入浴時間がずれ込むことはよくあります。
現在、どこの部屋が入浴中なのかは、遠くからでも分かるよう、三角柱の形の札の裏に、磁石が付いていて、部屋入口に引っ付くようになっています。
三角柱札には「入浴中」と書いてあり、この札が付いている部屋が、入浴中ということになります。
入浴は一人一人ですが、入浴を終えた部屋は、看護師さんにその旨を伝えます。
入浴札は看護師さんが、次の部屋の入口に付けて「お風呂どうぞー」と、声かけする場合と看護師さんが忙しそうなら、患者さん自ら入浴札の付け替えと声かけをして、看護師さんに伝えたりもします。
風呂のシステムが分かったところで、この前御本人から聞いた、珍事件がこちら。
入浴札が部屋入口に付けられ、看護師さんの「お風呂どうぞー」の声かけにより、さっそうとお風呂へ向かう、じいさん患者「八八(はちはち)さん」がおりました。
いつものように、お風呂の扉を横にスライドさせると、閉まっているはずの「内扉」全開で、湯船の中にいた「フィリピンおばはん」に
「アラァーーー--ッ‼‼」
って、上下手で隠しながら、悲鳴をあげられ、
一瞬で加害者状態になってしまった八八さんは
「アラァーーー--ッ‼‼じゃないよぉぉ‼‼俺だって-----ぇ‼‼」
とぶちギレ、看護師さんに向かって
「まだ入ってるんじゃねぇー-かよぉっ‼‼
フィリピンがよぉーーー--っ‼‼‼」
と叫んだという。
笑っちゃいけないんだろうけど、何回聞いてもおかしい。
お風呂で倒れた場合に備え、看護師さんが助けに入ってくる前提で、内鍵は掛けてはいけない決まりがある以上、いつか誰かが珍事件をやらかしても、おかしくないかもしれませんよね。
だけど、さすがに脱衣場と浴槽の間の内扉を全開で入ってる人……居たんだね~~。
最近「フィリピン」女子達がお風呂終わっても、看護師さんに伝えないし、入浴札回さないから、お風呂の順番止まっちゃって、他の部屋からクレームきてるみたいでした。
16時半すぎ、主人が着替え、飲み物を持ってきてくれ、少しディールームで話して帰りました。
フィリピンおばはん&エドワードがやかましくて、主人もウザそうだった。
同室の浅○さんの、今日のお話。
浅○さんは、6人兄妹で3人亡くなっていて、そのうちお兄さんの一人は、学生の時に「結核」で亡くなり、この関係で浅○さんも16才の時に「結核」を発症している。
現在使用されている「ヒドラ(イスコチンと同じ成分)」も発症した16才の時に飲んでいたそうだ。
少しずつ、浅○さんの昔を想像しながら、消灯になりました。
消灯とは言うものの、咳が出て出てしょうがない。
シーーーンと静まり返った真っ暗闇の中、一度出始めた咳は機関銃のように、止まらないんだな。
こんなにうるさいのに、浅○さんは
「私に何か手伝えることはないかしら?」
と言ってくれるのだ……。
いやはや、とんでもない話で、浅○さん睡眠薬まで飲んでいて、眠りを妨げている原因をつくっているのは私の方で、逆に気遣いしてくれるだなんて、ほんとに人が良すぎるよぉぉ~~~。
ただただ、申し訳ないかぎり。
そして、関係ないけど、すでに私は今月の生理になりかかって、鎮痛剤に手を出しましたよ。
毎月毎月、これがやっかいなんだ。
2016年5月17日(火)以降 さらばフィリピン部屋
5月17日(火)
朝5時半から「マルセルさん」こと「フィリピンおばはん」の電話には参った。
なにせ地声がデカイから、まだ起床時間前だというのに、部屋中に会話が響き渡って、他の男性部屋にも聞こえている様子。
ちょうどタイミング良く見回りに来た、副士長「鍋○さん」に注意されたのでした。
実はゆうべ、消灯してから朝方まで呼吸が苦しく、寝られなかったこともあり、朝っぱらの電話の件は厳しかったですね。
説明する手間もはぶけましたし「鍋○さん」ありがとうございました。
話は戻りますが、苦しさを改善しようとネブライザーを始めたところ、10分程たったところで、何故か蒸気が出なくなってしまい、ゼコゼコも治らず終了になってしまったのでした。
こうなると、この後もあんばい悪いです。
けど良いこともありまして、なんと「鍋○さん」から部屋移動の許可が下りたのです。
マジで副士長ーーーー‼‼
ほんとに頼りになります。有り難いかぎり‼
この前退院した、車イス「北○さん」が、長い間入院していた部屋で、ディールームの真ん前になります。
そして9時から、お引っ越し。
さらばフィリピン部屋よ。
引越し中、ゼコゼコが止まらなくなってしまい、若干具合悪くなる。
朝、ネブライザーに不具合が起きたため、痰が出切らず、気管に結構へばりついていると考えられる。
そんなこんなで、お風呂とシーツ交換とばされる……。
少し待ってから、お風呂回ってきたので行ってきた。
部屋戻ってきたら、診察終わりの「三○さん」居たからビックリ。
昼御飯も運ばれてきたが、いまだにゼコって全然食べれん。
そして更に続けて、診察終わりの「良○殿」も来てくれ、またビックリ。
なんと忙しい日なんだ。
まず診察が混んでないことも、かなり珍しいっていうのもあるけど。
甘い物を差し入れてくれ、どうもありがとね~。
2人とも少しして帰りました。
その後、主人も仕事帰りに寄ってくれ、お茶や着替えを持ってきてくれました。
このあと患者全員の視力検査が控えていた為、主人は帰りました。
視力検査は前回よりも、マシだった気がする。
毎日飲んでいる抗結核薬「エブトール」には「目がかすむ」という副作用があるというのだが、副作用なのか年齢的なものなのか、確かに最近は見えにくかもなぁ。
だけど、こういう機会でもないと、視力検査はしないだろうから、助かりますね。
今日この部屋に引っ越したばかりだけど、またベットを作っているところをみると、誰か入って来る様子だね。
5月18日(水)
個室から「浅○久○さん」が自分の斜め前のベットに移動してきた。
かわりに、その個室には男性の新患さんが入ったらしい。
この「浅○さん」(83才)はとっても良い方だった。
人生において壮絶な生きざまを語ってくれたのです。
幼い頃の「戦争」による疎開の話。
ダンナさんが、ついこの間の1月に亡くなった話。
ご自身も「肺がん」で特効薬「イレイサー」を飲んでいること。
そして今回、「結核」が見つかったこと。
結核については、話を聞いてみると、どうやら16才頃に初めて発症して、10年くらいゴロゴロして生活していたといいます。
昔は結核を発症したら、薬を飲んで家で、ゴロゴロするものだったみたいです。
そして時を経て、勤めている頃も2種類の薬を飲んでいましたが、症状も良くなり薬は飲まなくても、大丈夫になったということでした。
なので結核での入院は、初めてということですね。
娘時代に結核になったということは、今回は再発ってことになるのでしょう。
ダンナさんが介護の末、亡くなってからというもの、浅○さん鬱っぽくなってしまったらしく、この度肺がんに結核にともう大変です……。
浅○さん自身は
「もうそんなに長くないから、結核なんていいのに………。」
と言うのだけど、11才下の妹さんが悲しむから、そんなこと言わずに治療を頑張ってほしいと思いました。
今日13時前頃に、診察終わりの陽○ちゃんが来た。
尻注射が無くなり、とても喜んでいた。
けどダメだった場合、尻注射6ヶ月のことも頭をよぎるらしい。
どうか何事もなく過ぎるのを祈るのみ。
あと、陽○ちゃん培養(-)が出たというから、めでたいね。
さっき鈴○さん(熱をよく出していた)も診察に来てたってさ。
同じ野○先生だし、診察日もかぶるのは、そりゃそうだよね。
なんか同窓会みたいだね⁉
私がネブライザーやお風呂が、これからなので陽○ちゃん気をきかせて帰っていきました。
とにかく、慌ただしくも皆に会えて嬉しい1日でもありました。
2016年5月15日(日) フィリピン再び
5月15日(日)
主人が仕事帰りに着替えを持ってきてくれ、ディールームで少し話して帰りました。
ところで先日、接触者検診で陽性だった甥っ子の件ですが、2日前の金曜から予防薬イスコチンを飲んでいます。
錠剤で1日1回のはずが、何故か粉薬で1日3回だというので、私もびっくり。
飲みにくいのと、回数が多いから、飲み忘れになりそうだなと思いました。
予防薬とて、1日たりとも飲み忘れてはいけないので、どうにか錠剤で1日1回にしてもらえるよう、甥っ子の担当医に聞いてみる事を妹にお願いしました。
偉そうに言える立場じゃないのに、申し訳ないけれど、最低でも半年は飲まなくてはいけないので、甥っ子にとって負担がない方が良いんじゃないかと……。
私が実家に帰省したがために、負わせてしまっている負担なのに、偉そうに指示をしちゃってごめんよ………。
話は急に変わりますが、フィリピーナ佐久間さんの隣の空きベットに、フトンがセットされた。
次の新患さんは、頼むから日本人であってほしいと願う。
佐久間さんの隣、相当香水キツいけど次の患者さん大丈夫かな……⁉
5月16日(月)
朝、掃除担当の「関○さん」情報により本日の入院患者さんが外人だと知る。
やっぱりか………。
来るものは拒めない自分達。
どうか無難であればそれでいい……という、かすかな希望であります。
お昼頃に入院してきたその人は「野口マルセル」さん。
お昼ご飯がきても、もうずーーーーーっと声を出して泣きっぱなし。
どうやら娘を置いて入院しなきゃならなかったのが辛かった様子。
それを見かねて、慰めに来た男性患者の「エドワード」さんが参戦してきて、何語だか分かんないけど、ベラベラベラベラ2人でしゃべっている。
あれっ⁉
ちょっと待てよ………。
2人共……いや……佐久間さんも入れて3人共、フィリピンだ………。
なんか嫌な予感しかしない。
案の定、「野口さん」と「エドワードさん」の話し声は大阪のおばはんとおじさんみたいなでっかい声だし、やかまし~ぃやかましい。
エドワードさんは男性なので、女性部屋には入れないため、入口に突っ立って、入口に近い場所の野口さんとしゃべるもんだから、威圧感半端ないわ。
ちなみにエドワードは黒くて、がたいがいいので、部屋の入口に立たれると結構ストレス。
やれやれ……。
そんなこんなで、今日は朝から胃が結構キリキリしていて、夕方来てくれた野○先生に伝えたところ、胃薬をファモチジンからネキシウムにチェンジすることになった。
それと肩に出ていた湿疹に、ステロイドを付けていたのを、数日はレスタミンでいってみることにした。
悪化するようなら、また元に戻すってことで。
2016年5月13日(金)以降 良○殿、無事退院
5月13日(金)
フィリピーナ「佐久間さん」が月曜日に入院して初めて風呂に入ってくれた。
さすがに明日から土、日とお風呂無いし、さっき看護師さんに、お風呂断った時どうなるかと思ったよ。
慣れない日本の風呂文化が、嫌で入りたくないのかと思った。
風呂に入らない分、体臭が気になり香水を自分やカーテン、空間にぶちまけているのであれば、風呂に入りさえすれば香水は振らないのでは…?とかすかに期待する私。
そして風呂から上がった佐久間さんが戻って来て、その時はやってきた……。
「シュッシュッシュッシュッシュッ」⁉
「シュッシュッシュッシュッシュッ」⁉
「シュッシュッシュッシュッシュッ」⁉⁉
えーーーっ。ウソでしょ⁉⁉⁉⁉
もう関係無しに振りまくってるし……。
かすかな期待も打ち砕かれた。
国柄なのかぃ?病人なんじゃないのかぃ?
結核の重症患者さんが、沢山いる病棟で、こんなに香水まみれにして、自分は良いかもしれないが、部屋中……いや廊下中にまで香水プンプンさせて、本当にヤバイよ……。
本人に直接言ってはいけないと、看護師さんに言われているし、看護師さんに言っても聞き入れてもらえなかった訳で、一体どう解決したら良いのだろう?
臭いがこうもキツいとご飯も喉を通らないんだよなぁ……。
16時過ぎに診察終わりの陽○ちゃん来てくれた。
今日は注射のみだが1時間待たされて、お疲れちゃんでした。
お疲れのとこ、わざわざ病棟まで上がって来てくれて、どうもありがとね~。
アイスを買ってきてくれたので、良○殿と3人で食べ、とても美味しかった~。
今日も病室結構あっついから冷たいものは最高だよ~。
陽○ちゃんイスコチンが再開されたけど、万が一、肝臓の数値がまた上がってしまったら、次は尻注射を半年なんだって……。
週2の半年尻注射は、なかなかキツそうだ。
どうか肝臓の数値が上がらない事を祈るのみ……。
そして……
明日は良○殿が退院するので、今晩は最後の夜となった。
5月14日(土)
今日は良○殿が退院の日。
良○殿の実家で昔、ダルメシアンを飼っていたと聞いたので、うちの主人の実家で飼っているダルメシアンの写真を見せると、良○殿のお母さんは、とても喜んでくれた。
そして10時過ぎに良○殿は、無事退院して行った。
また寂しくなるけど、体大事にしてね~。
日中、主人が着替え、ティッシュを持ってきてくれ、少しディールームで話し帰って行った。
夕方、良○殿からの連絡で、今日家に帰ってから、掃除したり忙しかったみたいで、退院そうそう体動かないのに、お疲れでした。
こちらも本日のフィリピーナ佐久間さんの歌謡祭状態だった事を教えてあげた。
佐久間さん、友達としょっちゅう連絡していて、今日なんかは朝から友達の歌い声が、こっちまで聞こえてきていた。
励ましの歌なのだろう。
だけども、フルコーラスで超長いし終らない……。
佐久間さんは、それを聞いてただ大笑いしている。
友達の歌と佐久間さん自身の歌を、交互に披露しつつ、それは途切れることなく、消灯で真っ暗の中、歌は続くよどこまでも………⁉
おぃおぃ‼
佐久間さんまだ熱38℃以上あるのに元気すぎるんですけど⁉
いろいろ問題ありすぎる今日この頃であります。
2016年5月11日(水)以降 ついに初期悪化⁉
5月11日(水)
10時半頃、車イスの「北○さん」が退院して行った。
皆でエレベーター前でバイバイする。
どんどん退院して行くなぁ……。
北○さん、この病棟の古株だったから居なくなると、空気ががらっと変わってしまったように感じた。
夕方、診察日だった陽○ちゃんが、先ほど退院した北○さんと、たまたま下で会ったと連絡入る。
陽○ちゃん肝臓の数値が、また下がって明日からイスコチン再開出来るって。
イスコチン再開後に肝臓の数値が上がらなければ、尻注射は無しになるというから、ほんとにそうなればうれしいなぁ。
今日の診察もめちゃくちゃ混んでいて、超お疲れモードだった為、まっすぐ家に帰ったとのこと。
金曜日に注射に来るとき、病棟に上がって来るらしい事を言っていて、うれしいけど陽○ちゃん疲れちゃうのに、大丈夫かなぁ……。
ところで、昨日初めて電源入れたはずの冷蔵庫は何と……電源が入ってなかった⁉
主人が持ってきた保冷剤で、冷えていただけであった。
私の担当看護師「宍○さん」に押してもらったら、5秒くらい長押ししないとダメだった事が判明。
冷蔵庫の説明書に、そんなに長く押すなんて書いてあったっけ?
冷えてないところに、お茶をしまっただけのマヌケっぷり全開であった。
5月12日(木)
昼12時半頃に主人が来て、お茶や着替えを置いて、すぐ帰った。
今日はレントゲンのみやる。
夕方に野○先生回診の際、急きょ明日「痰の検査」もすることになった。
今月、痰採らなくて良いはずが、ギリギリ足りなくなるかもと言うことで、明日「生食」でネブライザーして出す。
ところで4月14日に初めてガフキー「0」号を出した「痰の培養」は「陽性」だったそうだ……。
人に移すというのは、こういう事なのだ。
いくら「0」でも培養で「陰性化」していないのは偽者の「0」だもの。
そしてレントゲンの結果だが、前回撮った2週間前と比べて悪くなっていた……。
要は初期悪化中だとさ……。どうりでね。
こちらではレントゲンと採血は2週間に1回交互にやります。
先週は採血の週で、レントゲン撮ってないから分からないけど、咳がより酷くなって「肋骨」にヒビが入ったのもその頃。
初期悪化中だったら、まだしばらくは咳が止まらないって事か⁉
なんてこった。
咳するだけで体力が消耗して、どっと疲れる。
そして肋骨に響くから身がもたない……。
早く初期悪化よ~。過ぎ去ってくれぃ‼
2016年5月9日(月)以降 フィリピーナ⁉
5月9日(月)
今日入ってきた患者さんは日本人じゃなかった。
想定外だった。どうやらフィリピーナのようす。
彼女の名は「佐久間ロサリーロペ」さん。
「話しかけないでオーラ」全開のため、話はしない。
熱があるはずの彼女だが、とにかくずーーーーーーっと歌を歌っている。
ダンナさんはずいぶん年上な感じで、65才以上だろうか。
明日もまた1人入ってくるというし、4人部屋になるってことか。
最近患者さんも増えてきて、部屋もだいぶ狭くなりそうである。
日中、こないだ退院したばかりの池○氏がやって来た。
車の免許の更新に行ってきた帰りらしい。
明日からも続々と男性患者さん達が、退院して行くんだったなぁ~。
日中、主人が水、着替え、ティッシュを持ってきてくれました。
実は入院してから冷蔵庫を一度も使ってなかった自分。
ここんとこ、だいぶ暖かくなってきたし、さすがに冷蔵庫使った方が良いだろうって主人と話して帰って行きました。
5月10日(火)
今日は男性患者さんの鈴○さんが退院して行った。
そして、うちの部屋に「18才の女の子」が入ってきたけど、向かいの部屋の鈴○さんが退院した空き部屋にそっこー移動して行った……。
ところで、フィリピーナ佐久間さんの香水の臭いがキツすぎて、こちらも具合悪くなりディールームに避難していた。
日中、主人が冷たいお茶などを持ってきてくれたので、早速冷蔵庫を使ってみたのでした。
看護師「斉○さん」に香水の臭いの件で相談してみた。
すると意外な事を言われてしまいます。
ようは……私は0を4回も出しているから、受け入れ先(一般病棟)さえ決まれば、むしろ早く退院するべきはあなたで、佐久間さんは、これからが治療本番な訳だから苦情は受けつけません……というような事を言われてしまいましてね。
担当医師、野○先生に自分の退院を止められてから、もう少しここで頑張って治療に専念しようと、気持ちを入れかえたっていうのに、一体どういうメンタルでこの病棟に居たらいいのか分からなくなってしまう。
私だって、ここから早く出たい……。
私の場合ここにいるうちは、他の患者さんのように、外に散歩に行くことを許してはもらえないのだから……。
それでも、入院生活を選らばざるおえない自分。
先生の考えが看護師さんに全く伝わっておらず、患者である自分の立場がないのは辛いことである。
きっかけは香水の件ではあるが、看護師さんによっては「この患者なんでさっさと退院しないのよ。」って思われながら今後、世話してもらうのもキツいわぁ………。
そうそう。良いこともあります。
良○殿本日、4回目の「0」を叩き出す‼‼
今日はそんなとこです。
2016年5月6日(金)以降 肋骨がヤバイ‼
5月6日(金)
朝から生理食塩水で15分ネブライザーしながら、検査用の痰出しをする。
もう左脇腹のあばらが痛くて限界だけど、頑張った。
何せ、ゆうべ寝てても痛くて寝返り打てなかったのだ。
検査用の痰出しの後、いつもの薬入りで20分ネブライザーする。
肋骨は悲鳴をあげ、もう本当に限界だ……。
日中、採血もする。
14時頃、「三○さん」退院の為、エレベーター前までお見送りした。
無理しないでね~。元気でね~。
野○先生が回診に来た時、あばらを触診してもらった。
触られただけでイテテテテェェーーーーーーーッ
涙もちょちょぎれるわ。
そして先生が口を開く……
「1本ヒビ入ってる………」だってさ。
レントゲンじゃ写らないらしいが、どうりで痛みが半端ない。
両手で肋骨を押さえたぐらいじゃ、咳する時の大きな揺れには耐えられず激痛走る。
仕方なく、肋骨の痛い部分をベットのマットに体の重みで押さえつけて、極力体が揺れないように咳をしてみる。
でないと、ヒビ入ってるところはもろいから折れそうだし、他のところもヒビや骨折したらもう最悪。
そんなわけでネブライザーもこの姿勢でやった。
どうしても、蒸気を吸ったり吐いたり、スーハーすると咳が出てしまうのは、仕方ないけどやっぱり激痛は避けられないようだ。
15時近くに陽○ちゃんが、尻注射後に病棟に上がって来てくれた。
自分の治療で大変なのに、私の肋骨の心配までしてくれて、どうもありがとうね~。
陽○ちゃん、今の薬と注射の組み合わせで落ち着くと良いね‼
夕方、冷湿布とジクロフェナクゲルをもらい、早速冷湿布を試してみた。
ごまかすだけだが、無いよりマシかなぁ。
肌が弱いから、どっちが合うか両方試してみよう。
明日はジクロフェナクゲルを試すかな。
それにしても予想外の事が次から次へと、よく起こりますわ。
5月7日(土)
肋骨の痛みで朝までに、何回も起きてしまう。
日中はジクロフェナクゲルを肋骨に塗った上から、アイスノンをあてがってごまかしてみる。
14時頃、主人がティッシュ、水、着替えなどを持ってきてくれた。
主人はやっぱり寝れないのか、21時頃寝て夜中2時頃起き4時には薬を飲んだらしい。
検温の時間ということもあり、主人はすぐ帰って行きました。
ところで、今日は病棟内が暑いのなんのったら。
ゆでダコになりそうなくらい。
まだクーラーが入るよう設定されていない為、暑さに耐えるしかないのだが、なかなか厳しいものがある。
熱中症になりそうだ。
そんな時、良○殿ったら売店でアイスのピノを買ってきて、おすそ分けしてもらっちゃった。
美味しぃ~‼
昨日もチョコもらってるし、食べる専門でごめんよぉ~(笑)
ごちそうさまでした‼
5月8日(日)
今日も病室は常夏だった。
明日から三○さんの跡地に新しい患者さんが来る。
お掃除担当、関○のおばちゃん情報によると、32才の女の子らしい。
緊張するな~。
野○先生の言ってた「てやんでい」的な人だったら、どうしたら良いんだろう⁉
おそらくニューメンバーも、私の症状を見て「0」を4回も出したとは思うまい……。
さて……今日の私の「あばらちゃん」は特に昨日と変わらず……。
日中ジクロフェナクを塗り、時々アイスノン、寝る前は冷湿布してたけど、何が変わるわけでもなし。
今日は「母の日」で、特に何にも出来ないけど、電話くらいはしたのでした。