2016年3月30日(水)以降 隣の部屋にお引っ越し
3月30日(水)
夕飯前のメプチンをやめて、ネブライザー20分にしてもらった。
メプチンと内容は一緒だったけど、今回からはネブライザーの内容を少し変更した。
生食に混ぜるベネトリン(喘息の薬)を減らして、アレベール(去痰薬)を増やすことで、痰を出しやすいようにと野○先生が考えてくれました。
今日はもともとそんなに苦しくないけど、ネブライザーやったら超気管がスルスルで、何でもない病気前の普通の状態になったみたいで、夕飯もばくばく食べれた。
いつも多少苦しくても、ばくばく食べてはいるけど、スッキリして気持ち良さが違った。
何だか感動なのであります。
話は変わり、主人が銀行関係など、もろもろの用事を済ませてくれたというので、助かりました。
考えてみると入院患者さん達も、急に隔離されて身動きが取れなくなった分だけ、家族に用事を頼んだり、頼んでも分からなかったりといろんな事があるから大変です。
うちは今のところ、主人に頼めるので良かったです。
夕飯前、大広間のディールームで男性患者さん達と話をしたら、どうやら私の入院時のガフキー(痰の中の0~10号までの菌数レベル)に興味があったらしく、早速聞かれました。
「ガフキー9号だった」と答えると、
「この病院で一番高いんじゃないかな。」
って言われまして……。
この方は皆に「池○」氏と呼ばれていて、もう3ヶ月も入院している患者さんらしいです。
この方いわく、3ヶ月居る間に6人は亡くなってるらしいです……。
結構死んでしまうんだなぁ……。
他人事じゃないわ……って感じです。
余談ですが、ここでは我々患者は治療薬を全員飲んでいるので、マスクは着けなくて大丈夫なのです。
若干、本当に大丈夫なのかとも思いますけれど、病院によってはマスクをする所もあるみたいです。
その代わり、病院関係者、見舞い客など病棟に足を踏み入れる者は、N95の気密性の高いマスクを必ず着けなければ、感染してしまいますので要注意です。
自分は呼吸に難有りですから、息苦しい思いをしなくて良いので、マスク無しでOKなのは非常に助かりました。
3月31日(木)
省略してしまっていますが、ちゃんと毎日必ず10時頃には看護師さんに見守られて、自分の飲む治療薬、分量、内服を途中で止めるとどうなるか、をお経のように読み上げてから飲んでいます。
意外と飲む数が多いのと粉薬もあるので、いっぺんには飲めません。
ただ、今は根気よく飲んでいくしかないから頑張ります。
今日も14時半過ぎにネブライザーをしたら苦しいのが治りました。
そして、今の部屋から、急に部屋を引っ越すことになりました。
引っ越すと言っても、ひとつ隣の部屋の、今までと同様に、窓側の位置におさまりました。
なので、部屋が変わっても、そんなに違和感はなかったです。
そして、前から入院しているのは知っていたけど、話をしたことはなかった方と相部屋になったことで、いろんな話をしました。
独身で私より年下の「陽○ちゃん」です。
普段は、お母さんの介護をしているのだが、お父さんと弟さんに任せてきたので、心配で1日でも早くここを出たいと言っていました。
ずっと一人で気楽だと思ってたけど、結構二人で楽しくおしゃべりして、陽○ちゃんはなかなか顔に似合わず、ひょうきん者だったんです。
話し相手がいることで、入院生活の辛さを少しでも軽減できるなら、お互い退院に向かって治療も頑張れそうだし、気合いが入ります。