2016年3月19日(土) H病院結核病棟 主人の検査はいかに
3月19日(土)
今日は妹の誕生日。
病院から、「おめでとう」と連絡を入れました。
朝のDOTSも無事に終わりまして、早朝から主人が「接触者検診」へ行くとのことでした。
「接触者検診」に該当するのは、結核患者と最終接触してから2~3ヶ月後に密接(同居、長時間接触…)に関わった人になります。
主人は仕事の都合上、私の入院中の病院ではなく、家の近くで接触者検診を受けられる病院があり、そちらで検査するとの事でした。
ちょこちょこと検査の合間に報告を受ける度に、何だか緊張感が走っていました。
それというのも、まずレントゲンを撮ったら、咳すら出ていないのに、白くなっていた為、続けてCTも撮ってみたら、それも引っ掛かり、痰を採る事になったそう。
痰が上手くとれなくて唾ばかりになったとかで、胃液も提出したそうですが、採取する際は、さぞかし苦しかった事でしょう。
結果が分かるのは、連休明けになるみたいで何だか気が気じゃないです。
そして、仕事終わりに日用品などを持ってきてくれたのですが、顔色がとても悪いんです。
なんでも、今日の検査の際、甲状腺がめちゃくちゃ腫れていることを指摘されたというのです。
なので甲状腺もそのうちに検査しなくてはいけないですね。
精神的にやられている感じがしました。
主人も自分までが結核になってしまったら、仕事はどうなるのか……また仕事でさんざんいろんな人と接触している……そう考えると、気がおかしくなりそうだったかもしれません。
本当にごめんなさい……
話は変わり……
この日、結核病棟の共有広間のディルームで出会った50代男性患者さんの話です。
よっぽどストレスがたまっているのか、聞いてもいないのに、べらべらと話始めました。
10年前にこの病棟に入院して完治したのに、また結核になってしまったとのこと。
もうすぐ退院が決まっているというのに、会社の9人中、8人に結核の陽性が出ていて、今も4人が検査をしている……そんな職場に戻りたくないと複雑な心境を語っていました。
再発したのか新たに結核にかかったのかは分からないけど、何だか恐ろしい限り……。