クリームの部屋

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2016年3月18日(金)以降 結核とは

2016年3月18日(金)
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第19条第1項の規定により』
『まん延を防止するため』
「H病院結核病棟」に入院を余儀なくされました。


そもそも「結核」ってどんな病気か知っていますか?

結核のうつり方】
結核は「結核菌」を吸い込むことにより起きる感染症です。
結核は人から人へ空気を伝わって移る空気感染です。
 
結核菌は排菌している人の咳やくしゃみなどから体外に出てきます。

②やがてしぶきの水分が蒸発し、結核菌のみの身軽な状態で空気中をふわふわただよい始めます。

③息を吸う時に結核菌が肺に入り、肺で増え始めると感染となります。
肺は酸素と湿気が豊富で、温度も丁度良いため、結核菌にとっては絶好の住みかです。

④健康な人は体内の抵抗力により、感染しても症状が出ることはなく、結核菌は長い冬眠状態に入ります。
感染者のほとんど(約8~9割)は発症しないで一生を終えます。

⑤体力が落ち、体内の抵抗力が弱くなると、冬眠中の結核菌が活動を始め、体内に悪さを仕掛けてきて結核菌が口の中から体の外に出てきます。

⑥咳のしぶきや痰などには結核菌が多量に含まれているので他の人に感染させる恐れがあります。
⇒咳をする時はタオルなどで口を覆い、痰はちり紙に包んで捨てましょう。

⑦入院中、検査をして痰の中に結核菌がいなくなり、医師の許可があるまで、病棟の外には出られません。

   
   H病院結核病棟 結核のしおり引用


【発症の危険が高い人】
「体力が衰えて体の抵抗力が弱まっている時」です

例えば・・・
○慢性腎不全の人・人工透析を行っている人
○胃切除後・手術後・急に体重が落ちた人
○糖尿病の人・副腎皮質ホルモン剤を長く使用している人
抗がん剤による科学治療を受けている人
エイズ患者

その他にも注意が必要なのは
○食生活が偏っていたり、極端なダイエットをした人
○大量のお酒を飲むなど、栄養の偏りがある人
○不規則な生活を続けている人
疲労・ストレスが強く重なっている人


   H病院結核病棟 結核のしおり引用


結核を発症すると出る症状】
◼2週間以上続く咳・痰 ◼息切れ
◼血痰 ◼発熱 ◼寝汗 ◼全身のだるさ
◼体重減少


   H病院結核病棟 結核のしおり引用


どのような病気か、なんとなく分かったところで、次のページからは入院中について話していきます。